昨日は会社の忘年会でして、それなりに楽しい時間を過ごしまして・・・
職場の仲間にイカルス星人の写真を見せても解ったのは2人だけでした。正解者の若手を無理矢理、特撮ネタに付き合わせて2次会へ。カラオケ屋でしたが途中で帰宅。飲み過ぎずに帰りました。
閑話休題
今日はかみさんと駅からハイキングへ。
期間設定の「めざせ世界遺産!「とみおか」の街並みと城山を歩く」です。
7時20分には自宅を出発です。高崎問屋町駅から上州富岡駅へ。

高崎駅の上信電鉄乗り場の販売機で切符の買い方が良くわからず手間取っていたら駅員さんが富岡製糸の入場券付きの往復切符を勧めてくれました。おかげで1人440円もお得になりました。

8:14発の電車に乗ります。上り電車にはかなりの人が乗っていましたが、下りは空いていました。約30分の乗車で770円です。距離単価が日本一高い路線と昔聞いたことがあります。私の記憶が確かならば3度目の上信電鉄になります。
のどかな地域を単線な電車が走っていきます。8:51に上州富岡駅に到着です。

駅は改修中のようで仮設の駅です。改札へ行くまでに踏切がありました。
まちなか観光物産館で受付をして富岡製糸場へ向かいます。初めて行きました。

東繭倉庫です。このなかに色々と展示がありました。私の実家は農家でして、私が小学校に入学するまでは蚕を飼ってました。じいさんと一緒にリヤカーで桑を取りに行ったりしたことも覚えています。10畳ほどの物置で蚕を飼っていました。繭から糸を採る機械もありました。ここに展示されていたものとは違いました。
この中に説明がありましたが当初女性の労働者がなかなか集められなかったという話がありました。フランス人が飲む赤ワインが若い女性の生血でここで働くと生血を採られるという噂が広まり人が中々集められなかったようです。
10時からの説明を聞きます。
この建物は木造煉瓦造とのことです。単に外国のもを真似するのではなく和洋折衷で作り上げた素晴らしい建物です。殖産興業のための先人の努力が忍ばれます。

富岡製糸場を管理していた
片倉工業に対する記念碑です。操業を止めた後も多額の固定資産税を払いきちんと管理してくれた片倉工業さんがあったからこそ、今日の富岡製糸場があります。

中には乾燥場がありました。蒸気で繭を蒸していたようです。

この煙突のところに蒸気機関用の機械が6台あったとのことでした。今は残っていませんが当時の機械が愛知県に保存されているようです。

西繭倉庫です。1階と2階のレンガの色が違います。元々1階は蒸気機関用の石炭置き場だったようです。電化された以降不要となったため1階も繭倉庫となったとのことでした。

繰糸場です。


昭和62年まで使用していた機器が保存されています。現在も繭から糸を作っているのは安中ともう一つの2箇所しかないそうです。補助金がないと赤字とのことでしたが良いものには適正な対価をしはらうようにしなければいけないのではないのでしょうか。悪貨が良貨を駆逐してはいけないハズです。

診療所です。片倉工業時代も医者が常時いたようです。

社長用の住居だったようです。

従業員用の宿舎跡です。
その後は少しコースを歩いて帰路へ。

単線の電車に乗って帰りました。
高崎駅で降りてもてなし広場のイベントへ寄ろうと思いましたが、雨が降り始めてましてあきらめて北高崎へ。そのまま帰宅。
富岡製糸場が世界遺産になるかどうかはどちらでもいいのではないのでしょうか。素晴らしいもの、先人の努力をきちんと後世に伝えることが大切だと思いました。